« 2018年6月 | トップページ | 2018年10月 »

2018年7月26日 (木)

金色の鯉が戻ってきた。

早朝の農作業や出荷作業がないかぎり、わたしの朝は犬の散歩からスタートする。地域の小学生が登校する時間帯に合わせ、こどもたちの見守りを兼ね散歩する、いわゆる「わんわんパトロール」である。
ここ数年続けているから、地域のこどもたちとひこまるはすっかり仲良しで、リードを引いてくれる子も少なくない。

わんわんパトロールは、わたしの朝の楽しみのひとつだが、もうひとつのひそかな楽しみは、この町を東西に大きく流れる広川に棲む鯉たちを見ることだ。川岸から大きく垂れ下がった樹木が影をつくる場所は鯉たちの住処になっていて、目視できるだけでも4,50匹はくだらない。
散歩仲間のおじさんやおばさんの言葉を借りれば、「うじゃうじゃするごとおるけん、百匹以上は住んどる」らしい。ほとんどが黒の鯉だが、体が白っぽい鯉が3匹と、金色のものが1匹いて、特にこのこんじきの鯉はわたしのお気に入りだった。
広川に棲む金色の鯉。
だから、きんちゃん。
すごい短絡的なんだけど、わたしたちはきんちゃんと呼んでいた。

毎朝、朝礼でもやってるかのように木陰に集まる鯉たちを眺めるのが日課だったが、先日の豪雨で、オーバーフロー寸前だった広川から鯉たちがすっかり姿を消してしまっていた。
ようやく濁りが取れて、以前のようなおだやかな流れを取り戻した頃から、5,6匹戻り、また5,6匹戻り、昨日は20匹ほどの鯉を確認できたが、色のついた鯉の姿はなく、散歩仲間からも案じる声が聞こえた。
「きんちゃんたち、戻ってこんねえ。死んだんかねえ」

ところが、今朝、ラジオ体操から帰る地域のこどもたちと別れ、川を見に来たら、川岸におばちゃん仲間がたむろしている。
「きんちゃんが戻ってきたよ」と喜んでいる。
大雨から三週間、ようやく、きんちゃんが戻ってきてくれた。

きんちゃん、ありがとう。
また、あした会いにくるね。

他の鯉たちが早く戻ってくれますように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年7月11日 (水)

平成30年7月豪雨、死者158人に

西日本を襲った豪雨によって亡くなられた方が158人にも上ったと、今朝の新聞が報じている。安否不明者が56人おられ、大惨事となった。
亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りするとともに、被害にあわれた多くの方々へ謹んでお見舞いを申し上げたい。

ボランティアセンターでの情報によると、被災地の状況が落ち着いていなくて、災害ボランティアの受け入れどころではない市町村が多いのだという。救援物資の受け入れも滞っており、避難を余儀なくされている被災者のみなさんがどう過ごされているのかと案じるばかりだ。

筑後地方、今日も猛暑だ。
朝から陽射しが強い。
日に日に流入した土砂が硬くなっていくであろうことは容易に想像がつく。
避難所は暑かろう。
身体を冷やそうにも水もない。

被災地へ一日も早く、救援物資が届きますように。
人の手が届きますように。
願うことしかできない自分がもどかしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年7月 5日 (木)

一年前も雨だった。

朝倉市を中心に大きな被害を出した九州北部集中豪雨からちょうど一年。一年前の今日も雨だった。

四年前から通っている刺し子教室は、朝倉市在住の先生の自宅で行われていて、ちょうどこの日が教室日だった。朝から降りやまない雨はお昼近くになってますます激しさを増した。
朝倉まで一時間程度の時間がかかる。
そのうえ、筑後川添いの道路を通らねばならない。

「こわいくらい雨が降るから、今日は刺し子教室に行くのをやめよう」と言い出したのは、運転手のわたしだった。
無理をして行っていたら、きっとわたしたちも被害にあっていただろう。先生の自宅は床下浸水で済んだが、川が氾濫して交差点は早々と通行困難となったのだと後日、先生から聞かされた。

一年たった今日、各地で追悼式が営まれた。いまだ手付かずの被災箇所も多いと聞くが、少しずつ、少しずつ復興は進むのだと信じたい。

 今日の一首。
  復興は遅々として進まぬゆゑせめてあの日のことを忘れずにゐよう

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年6月 | トップページ | 2018年10月 »