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2008年6月18日 (水)

紙面から

6月16日の西日本新聞、読者文芸欄から

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◆伊藤 一彦選

訪ひてくるは近所の猫ばかりまちがひ電話もけふはかからず
   前原市  古川 登貴男

さわやかに五月の風が吹くばかり仔猫帰らず音なきまひる
   広川町  中川原 笑子

◆河野 裕子選

夜半さめてみれば昼間のぬか雨がしんどいなあと降りつぎてをり
   前原市  古川 登貴男

ガソリンの値上げと共にコンニャクもプルンプルンと値上げ決まりぬ
   諫早市  松本  和茂

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ちなみに、古川さんの作品には、河野裕子さんの短い評が添えられている。<古川氏、ぬか雨で、しかも昼間から降り続いていたから「しんどいなあ」なのである。擬人法はむつかしいがこの歌の場合うまくいった>

「しんどいなあ」って、たぶん、作者の心象が雨音に言わせたことばでしょう。

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そして、本日の西日本新聞「短歌月評・社会詠について」の欄では、各誌の心にとまった作品として、この方のこの歌が取り上げられていた。

老いしものを如何やうに扱ふにしても後期高齢者などと束ねるな
   やまなみ  水落 博

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コメント

ううっす!
くろうず調がぬけんでこまっとる。笑
夏の部のうたでわからんのがいくつかある。氷室。松は春秋をわける秤なの。これ、陰陽五行の理をそのまま言ったのかな。わっからん。わっかんねえ!かんがえてると宙にうく。

投稿: かささぎ | 2008年6月18日 (水) 08時12分

すごいなあ、皆さん、
新聞投稿もやっとるんですね。
これって、
投稿先の選者の先生を選べるんでしょう。
なるほど、ちゅうことは、やはり、
採ってくれる可能性の高い先生を
選ぶのが普通です。

古川さんは関西の河野先生には、
「しんどい」という、関西方言のやつを
送られたのかなあ?
それにしても、伊藤先生にも、採られるなんて、
うううう~ん、スゴイ。

んで、ぽっと思いついたけど、
水落先生の怒りの一首を投稿したとして、
この、二人の選者は採るのかなあ?
伊藤選、河野選を入れ替えても、
さしたる、違いは無いんじゃないかなあ?

さすがに、プロの歌人は違います。
河野先生の
「擬人法はむつかしいがこの歌の場合うまくいった」
なんて、いえないです。
私なら、
「擬人法は虫唾が走るほどキライ。視点を変えて、
気が利いた言い回しと、うっとりしているのは、
作者だけで、大概は底の浅い思いつきにすぎない。
ただし、たま~に、例外があって、それが、
この歌であ~る」

てなこというなら、
自分で作ってみろ。

これって、自問自答ね。


投稿: 3がら3 | 2008年6月18日 (水) 10時25分

ううっす。!!強固半。
今日は暑かった。たまらんかった。

わては、強固半がどれで悩んでいるのかもわからん。
悩め悩め、浮いとけ浮いとけ。笑
そのうち、ひらめくっちゃないと?あーたのことだから。

投稿: seiko | 2008年6月18日 (水) 21時52分

3がら3.みんなすごかねえ。余力あるねえ。
やまなみの詠草七首をかつがつ出しよる人には、考えられん技よねえ。笑

>擬人法は、視点を変えて、
気が利いた言い回しと、うっとりしているのは、
作者だけで、大概は底の浅い思いつきにすぎない。

すんまっせん。ホンマにそうです。
今回のは、ようできたわ、、とか思ってると、空回りしてるだの、ひとりよがりだの、そんな手厳しいお言葉をどれだけ頂戴したことか。笑

投稿: seiko | 2008年6月18日 (水) 21時57分

ううっす!
これがわからん。よめたらおしえてくれ。うたと作者名とはかんけいあるみたいだ。

三十二  氷室     松寿

春秋をわけぬはかりか松がさき
氷室も夏をほかにこそもれ

投稿: かささぎ | 2008年6月19日 (木) 06時18分

つぎにこれ。

三十四  荒和祓(あらにこはらひ) 鑑栄

月すゝし川瀬のなミの夕はらへ
こひをせましと人はいふとも

投稿: かささぎ | 2008年6月19日 (木) 06時24分

又これ。

三十一 蝉    鎮時

木間より時雨こヽろになく蝉の
こゑも夕日にほすかとぞ思

投稿: かささぎ | 2008年6月19日 (木) 06時25分

さいごにこれ。

二十一   卯花   鑑述

曇なき月のひかりや卯花の
かきほあらたにかくるしらゆふ

天文24年の歌です。

投稿: かささぎ | 2008年6月19日 (木) 06時27分

またまた、さがらさんに促されて拝見しました。
有難うがございました。
河野さんのお話のなかに、「短歌から擬人法と、漢語と、慣用句がなくなれば歌がもっとよくなるのに」とありました。歌会でお目にかかれれば良いなと思っております。   ご健詠を。

投稿: 古川 | 2008年6月25日 (水) 10時07分

古川さん。ありがとうございます。

「短歌から擬人法と、漢語と、慣用句がなくなれば歌がもっとよくなるのに」

肝に銘じます。が、むりです。笑

忘暑会。お世話になりたいと思っています。
確実になったら、にしおさんに連絡しますね。
よろしくです。

投稿: seiko | 2008年6月25日 (水) 21時28分

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