2018年11月 6日 (火)

11月の歌

みづ草をついばむみづ鳥 嘴は小春日和のおひさまのいろ

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この数日、温かい日が続く。
空は青空、快晴、陽ざしも強い。
これを小春日和と呼ぶのだろう。

わたしは犬を連れて毎朝、決まった時間に散歩するが、そのルートには、川沿いに続く土手の道があり、ここで出会う生き物たちを眺めるのが楽しみのひとつだ。
鯉、番のかいつぶり、青鷺らに加え、最近、鴨が加わった。
まだ体の小さな小鴨である。
かいつぶりはとても臆病で、少しでも人間の気配がすると水面に潜って、なかなか姿を見せてくれないが、小鴨はわたしの姿が見えても平然と泳ぎ、体に似合わぬ大きな嘴で水草を啄ばんでいる。嘴の色は、オレンジがかった黄色で、さながら、小春日和のおひさまを思わせるのだった。

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2018年10月 7日 (日)

十月の歌

魚屋にならぶ金目鯛(きんめ)のすきとほるまなこの太し十月に入る/整子

金目鯛を煮たのが食べたいという連れ合いのために、魚屋に立ち寄った。魚だけを扱う、いわゆる魚屋さんがなんと少なくなったことか。以前はこの町にも魚屋さんが数件あったのに、スーパーが増えたせいか、こぞって店じまいをして、隣町まで出かけないと専門店がない。
アーケードの下、店先の氷が敷かれたショーケースに大きな金目鯛が二尾。大きなまなこを見開いて、秋空をにらんでいた。

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2018年7月26日 (木)

金色の鯉が戻ってきた。

早朝の農作業や出荷作業がないかぎり、わたしの朝は犬の散歩からスタートする。地域の小学生が登校する時間帯に合わせ、こどもたちの見守りを兼ね散歩する、いわゆる「わんわんパトロール」である。
ここ数年続けているから、地域のこどもたちとひこまるはすっかり仲良しで、リードを引いてくれる子も少なくない。

わんわんパトロールは、わたしの朝の楽しみのひとつだが、もうひとつのひそかな楽しみは、この町を東西に大きく流れる広川に棲む鯉たちを見ることだ。川岸から大きく垂れ下がった樹木が影をつくる場所は鯉たちの住処になっていて、目視できるだけでも4,50匹はくだらない。
散歩仲間のおじさんやおばさんの言葉を借りれば、「うじゃうじゃするごとおるけん、百匹以上は住んどる」らしい。ほとんどが黒の鯉だが、体が白っぽい鯉が3匹と、金色のものが1匹いて、特にこのこんじきの鯉はわたしのお気に入りだった。
広川に棲む金色の鯉。
だから、きんちゃん。
すごい短絡的なんだけど、わたしたちはきんちゃんと呼んでいた。

毎朝、朝礼でもやってるかのように木陰に集まる鯉たちを眺めるのが日課だったが、先日の豪雨で、オーバーフロー寸前だった広川から鯉たちがすっかり姿を消してしまっていた。
ようやく濁りが取れて、以前のようなおだやかな流れを取り戻した頃から、5,6匹戻り、また5,6匹戻り、昨日は20匹ほどの鯉を確認できたが、色のついた鯉の姿はなく、散歩仲間からも案じる声が聞こえた。
「きんちゃんたち、戻ってこんねえ。死んだんかねえ」

ところが、今朝、ラジオ体操から帰る地域のこどもたちと別れ、川を見に来たら、川岸におばちゃん仲間がたむろしている。
「きんちゃんが戻ってきたよ」と喜んでいる。
大雨から三週間、ようやく、きんちゃんが戻ってきてくれた。

きんちゃん、ありがとう。
また、あした会いにくるね。

他の鯉たちが早く戻ってくれますように。

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2018年7月11日 (水)

平成30年7月豪雨、死者158人に

西日本を襲った豪雨によって亡くなられた方が158人にも上ったと、今朝の新聞が報じている。安否不明者が56人おられ、大惨事となった。
亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りするとともに、被害にあわれた多くの方々へ謹んでお見舞いを申し上げたい。

ボランティアセンターでの情報によると、被災地の状況が落ち着いていなくて、災害ボランティアの受け入れどころではない市町村が多いのだという。救援物資の受け入れも滞っており、避難を余儀なくされている被災者のみなさんがどう過ごされているのかと案じるばかりだ。

筑後地方、今日も猛暑だ。
朝から陽射しが強い。
日に日に流入した土砂が硬くなっていくであろうことは容易に想像がつく。
避難所は暑かろう。
身体を冷やそうにも水もない。

被災地へ一日も早く、救援物資が届きますように。
人の手が届きますように。
願うことしかできない自分がもどかしい。

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2018年7月 5日 (木)

一年前も雨だった。

朝倉市を中心に大きな被害を出した九州北部集中豪雨からちょうど一年。一年前の今日も雨だった。

四年前から通っている刺し子教室は、朝倉市在住の先生の自宅で行われていて、ちょうどこの日が教室日だった。朝から降りやまない雨はお昼近くになってますます激しさを増した。
朝倉まで一時間程度の時間がかかる。
そのうえ、筑後川添いの道路を通らねばならない。

「こわいくらい雨が降るから、今日は刺し子教室に行くのをやめよう」と言い出したのは、運転手のわたしだった。
無理をして行っていたら、きっとわたしたちも被害にあっていただろう。先生の自宅は床下浸水で済んだが、川が氾濫して交差点は早々と通行困難となったのだと後日、先生から聞かされた。

一年たった今日、各地で追悼式が営まれた。いまだ手付かずの被災箇所も多いと聞くが、少しずつ、少しずつ復興は進むのだと信じたい。

 今日の一首。
  復興は遅々として進まぬゆゑせめてあの日のことを忘れずにゐよう

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2018年6月19日 (火)

歌会結果

選者特選の部

水落 博選
みな逝きて一人となれる八十七歳古りたる家の廊下を拭けり/草野百合子

大我幸藏選
脚弱くなりたるわれを意識して坂くだりゆく生垣に沿ひ/市川 敦子

野田光介選
ねむれない真夜のまなうら針のないしろい時計が月のごとあり

市川敦子選
みな逝きて一人となれる八十七歳古りたる家の廊下を拭けり/草野百合子

長島洋子選
さうだねえ行けるとこまで行くとせう野遊びのごと言ひて鼓舞せり/近藤 和正

樋口洋子選
白梅の蕾ふくらむ一周忌われらそれぞれ一年(ひととせ)のとき/古賀 信之

互選の部

天 賞
さつきから何度呼んでも返事せぬ子は恐竜の本のなかです/山下 整子

地 賞
みな逝きて一人となれる八十七歳古りたる家の廊下を拭けり/草野百合子

人 賞
古今集の世より還りてあかねさす昼は島原素麺を食ぶ/平井さなえ

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2018やまなみ大会 IN 久留米

平成30年6月15・16日に開催されたやまなみ久留米大会。44人の出席者を得て、無事に終了いたしました。
出席してくださったすべてのかたに心から感謝いたします。

やまなみ賞受賞の上田貴代さん。
芥火賞受賞の前川志佳乃さん。
新人賞受賞の山下翔さん。
各賞受賞、まことにおめでとうございました。

なかでも、四国から初めて参加された90歳の前川さん。
遠方からのご出席、本当にありがとうございました。
お疲れになったことでしょう。

行き届かない面も多々ございましたが、広川うた会の面々、そして筑後歌会、下妻歌会のみなさまのご協力をいただき、大きなトラブルもなく終了することができました。ほんとうにお疲れ様でした。ありがとうございました。心からお礼を申し上げます。

 今日の一首。
  つくづくと短歌やつててよかつたと言ひしかの日の母をおもへり

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2018年6月13日 (水)

2018やまなみ久留米大会前夜の前夜

ようやく、やまなみ大会の前々日となりました。
明日は選者の先生方が久留米入りをなさいます。
いろいろと不手際も多く、先生方への文書が遅れましたこと、お詫び申し上げます。

昨日、ホテルでの最終打ち合わせを行いました。
運びこむ荷物の多さに閉口し、連れ合いに応援してもらって、必要な荷物の半分を持ち込みました。明日、選者会に合わせ、残りの荷物を搬入予定ですが、今度は音彦さんに手伝ってもらおうと考えています。三年前までは荷物の搬入なんて苦にもならなかったのに、やれやれ、年をとりつつありますねえ。

久留米大会にお越しのやまなみ会員のみなさま。
どうぞ、お気をつけておでかけください。
八女筑後会員一同、こころをこめて歓待させていただきます。楽しい時間が過ごせますように。どうぞ、よろしくお願いいたします。

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2018年4月10日 (火)

たけのこざんまい

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たけのこの季節。
たけのこの煮物に、根っこのきんぴらに、たけのこカレーに、たけのこチャーハン。
明日は、たけのこのグリーンカレーの予定。

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入学式の朝

今日は町中の小学校の入学式。
広島のさくたろーも、入学式。
おめでとう、せんりとさくたろー。

桜の花は散ってしまったけれど、とみこさんちのやえざくらも、うこんざくらも、あめりかみずきも、としひこさんちのまっかなときわまんさくも、よしこさんちのしばざくらも、はなざかり。


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入学式の朝、
たくさんのはなたちが高らかにお祝いの声をあげてくれた。

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«今日から、四月。