2017年2月13日 (月)

ただひたすらに

ひとり来て降りたつ駅や地下深き銀座一丁目ただにしづけし

言はぬまま聞かざるままに帰り来ぬただひたすらに生きるよりなし

この腕に子を抱きゐし夜々は夢のかなたや子は五十歳なり

さながらに草となりつつ庭に座すははは夕べを呼べど応へず

老い母はいまだははなりわれの名を呼びてふたたびまどろみてをり

きのふよりけふより寂しくなるだらう母は老いゆくいよいよ深く

                 諫 早   長島 洋子

      ・・・・・・・・やまなみ2017年2月号より

地方の小さな短歌結社の冊子は、それこそ50ページにも満たない薄さである。負け惜しみで言うのではないが、薄っぺらだからこそ、毎号毎号、隅から隅まで目を通すことができるのではないかと思う。そして、小さな結社にも歌人たる歌人がいることを再確認するのだ。

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2017年2月 9日 (木)

行きつけのラーメン店が閉店してた。

超ローカルな話題で申し訳ありません。

わが家の行きつけのラーメン店「丸高」が閉店となっていて、家族一同、いいえ、広島在住のたけちゃんを含めた親族一同、ショックが隠せないでいます。

わが家の御用達肉店大橋肉屋の道向かいにあったラーメン店は、父が健在なころから通っていたわが家では一番人気のラーメン店でした。普通のラーメンがいっぱい六百円で、替え麺が百円という安さ。それも、替え麺にのりとチャーシューがサービスでつくという、たけちゃんの言葉を借りれば「奇跡的とも思える良心的な店」で、その味も一押し店だったのです。
大橋肉屋のご主人によれば、大野城市だか筑紫野市だかに移転なさったとの由。
いや、わかるよ。
こんな田舎じゃなくて、できればもっと都会で勝負しようって気持ち。オーナーはまだ若かったからさ。そりゃ無理もないけど、ヤマシタ家のショックの大きさと言ったら、もう、ガーンって感じ。笑

しばらくはこのショッキングな話題でうちは持ち切りになりそうです。

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2017年2月 2日 (木)

星野先生ご指南の作品

裁縫がからきしダメなわたしが、なんとか続けて通っている刺し子教室。昨年夏から刺し始めたジャケットがようやく完成した。

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どこかのお金持ちの社長夫人がお召しになっていたものを星野先生が手を加えて改良されたデザインで、教室では「社長夫人のジャケット」と呼び名がついている。

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柿の葉刺しという刺し方。
ボタンを付けるのが嫌(苦手)だったので、次女からもらったピンブローチで代用している。

もうひとつは、A4サイズの書類が入る大きさの手提げ。

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こちらは四日ほどで完成。
星野先生手作りのリボンアレンジメントをつけてくださったので、豪華な手提げになった。

刺し子は縫い目の美しさを楽しむもの。
元来、不器用なわたしには無理だと思っていたが、先生の「きちんと刺したものより、飛んだり跳ねたりしてるところに味があって、セイコさんらしくてステキよ」というとてもほめ言葉とは思えない励ましに支えられてなんとか続けてきた。

この一年の集大成の作品である。

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2017年1月31日 (火)

Gはじーさんの頭文字ではないぞ、受験生。

連れ合いの弁当につくったオムライス。
お弁当箱いっぱいに広がったたまごの上にケチャップで「G」と書いた。「今日もいちにち、がんばれ」の「G」である。
食卓で朝食用のトーストをかじっていた中学生の孫が、それを見て、「それ、なんて書いたん?」と聞くので、「アルファベットのGのつもりやけど」と答えると、「ああ、じーさんのGね」と言った。
はい?失礼ねえ。
がんばれのメッセージを込めたGのつもりなんですけど??
そもそも、じーさんのジィは「J」なんですけど?

明日は私立高校受験の日。
おいおい、受験生、だいじょうぶかぁ??

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2017年1月23日 (月)

今朝の雪

たったいまの雪。

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あっという間に積もった。

今日はよかよかコーラス隊練習と、
デイサービス部門へのうたごえ配達の日。

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星野先生作、新年のランチ

 

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2017年1月19日 (木)

「半人半馬」感銘歌

  樋口洋子感銘歌

鉛筆をナイフで削る時の間を愉しみおればやわらかな雨

二月尽三日が足らぬ忙しさ珍しよわが立ち居きらきら

端々ばしにこだわるなかれ清晨の空より来たる鳥の翼音

桜一枝狂い咲たり忘れもの取りに走って来た子のように

雛飾りの隣は仏壇ほのぼのと横目を使っている父と母

紫木蓮咲き急ぎ褪せ急ぐかな津波に遠く居る恥じらいに
(東日本大震災二首)
野を行けば今朝の雲雀は良いひばり聞こえる方の右耳に鳴く

  相良信夫感銘歌

やわらかなしかし乾いた夢を得んエンヤとエリック・サティが枕

コスモスの枯れ尽くしたる土手寒し親は死ぬべし子は生きるべし

声だけがこの世に残るせつなさのジャニス・ジョプリン嗄れしゃがれて

浮びたる歌をメモする奥の院古き御幣の端をちぎりて

アントニオ・カルロス・ジョビン一二句に納まる不思議にボサノバを聴く

七十を越えてはじめて親のなき身となり遊ぶ庭の蜥蜴と

アメリカはおそろしきかなディープキスしながらジャック・ニコルソン呻く

  西尾朋江感銘歌

封筒にふっとひと息ふきこみて胸中吐露の文を入れたり

夜の明けのわが煩悩をひと叩きふた叩きして春雷はしる

日の暮れはいくつになっても気もそぞろ(※)下戸ならぬこそ男はよけれ※徒然草

映写室より伸びる光にからまりてのぼる昭和の煙草のけむり

抽斗の底に散らばるテレフォンカードぺらぺら軽く暮らした頃の

過ぎし日のノート燃やせば立つ煙けむりがちらと振り向きにけり

タイガーが草臥れたあと象が来て二人のご飯ふっくらと炊く

  古賀音彦感銘歌

半裸にて荷をずしずしとかつぎゆくかかる骨折りを永く見ざりし

鬼の子をあつめて袋に焼きたれば命乞いするものもなくて死す

臨終となれば出てくる棺桶は月夜の棺桶畑から来る

もう寝よう私がこっそり飼うロバが笞をくれても鳴くばかりなり

花束をもらったことが三度ある寝た上に置かれたことはまだ無い

犬がなぜふり返るのか分からねばしばらく犬に従いてゆきたり

おむつが要る病とおむつは要らないが気を病む病とどちらを選ぶ

  中村縁衣子感銘歌

自転車に半人半馬号と書く人間半分やめたくなりて

母の骨移して残る粉の尊(とうと) 白木蓮の根につまみ置く

蔓橋跳ねて渡って怖くない短歌が巧くなる筈がない(四国にて)

月光をさらり柄杓でひとすくい入れて蓋して棺桶が成る

ふり向けば消えているような人がいい芽吹く林を共に行くには

今生のおそらく最後のインク壺ブルーブラックをブルーに変えて

再生を一時停止にしたままのつらい画面が二つ三つある

  山下 翔感銘歌

サウナから水風呂に入りまたサウナどう生きるのかまた迷いだす

コスモスの枯れ尽くしたる土手寒し親は死ぬべし子は生きるべし

七夕に短冊吊す竹になれたけのこすんすん川原に伸びる

臨終となれば出てくる棺桶は月夜の棺桶畑から来る

水は行き水は還らぬ夜の川 小さいことがこれから大事

抽斗の底に散らばるテレフォンカードぺらぺら軽く暮らした頃の

今生のおそらく最後のインク壺ブルーブラックをブルーに変えて

  山下整子感銘歌

秋の夜のすさびは蜘蛛の死に真似にああ死んだかとだまされてやる

月が照る忘れることができるから生きていられる荒野の上に

刈られたるあとのほのかな草いきれ落着とうはかくのごとあれ

川原に暮れゆく尾花晩節を少し汚して生きるてもある

コスモスの枯れ尽くしたる土手寒し親は死ぬべし子は生きるべし

うたかたの泡盛飲みてうつつ無し〈決行前夜〉なる夜を持たず

外は闇そんなに水を飲む人はこちらへ来なさい魚の声にて

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野田光介第二歌集「半人半馬」上梓を祝って

やまなみ短歌会選者である野田光介氏の第二歌集「半人半馬」が短歌研究社から上梓されたのは昨年秋のことだ。第一歌集「夢の触手」が発行されたのが平成14年のことだったので、以来14年ぶりの歌集である。第二歌集には、「おもに七十代の作品を概ね年代順に並べた」とあとがきにあった。

わたしがやまなみに入会したのは平成3年で、この年の10月号に初めての作品が掲載されているが、この時期のやまなみには野田光介の名前は見当たらない。
野田光介の名前の作品に興味を持った明確な時期を思い出せないが、まちがいなく覚えているのは、当時、やまなみに掲載される先生の作品がひと月に二首とか三首で、「少ない作品数のひとだなあ」という印象を持ったことである。

高校時代から作歌を始め、十代で「歌帖」「短歌人」に在籍したのち退会、四十歳で短歌再開、以来四十年をやまなみに在籍されていることになる。
風貌も精神も作風も「はちじゅうのおじさん」とは思えぬ野田光介の作品を、数人の感銘歌を並べることで一部を紹介したい。

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2017年1月17日 (火)

福岡歌会にて

野田先生の第二歌集出版を祝う会にて

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2017年1月15日 (日)

初の雪

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 今日の一句。
  
  初の雪センター試験のただなかに/セイコ

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