2017年12月 8日 (金)

寒さ本格的、そして歌会。

ここ数日、本格的な寒さとなってまいりました。
ときは師走。
極月とも申します。
12月は、直売所に出荷の時期
寒さにうちふるえながら、農業に専念しているヤマシタでございますが、今日は午後からひろかわ歌会にございます。
おひとりの会員さんの詠草が届かないため、今朝、やっと詠草をプリントアウトしたばかり。そんな詠草の中にこんな歌がありました。

 おそ秋の夜空に光り満たしむるスーパームーンを飛行機が航く

 ゆふぐれのスーパームーンを横切りて北へと向かふ銀の旅客機

発想がまったく一緒。
やれやれ。
ってことで、二首目、差し替えます。

 今日の一首。
  発想の貧しさ乏しさ見せつけてスーパームーンが崩れゆく朝

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2017年11月26日 (日)

歌仙「初時雨」の巻

「初時雨」の巻
  捌き 姫野 恭子

表)

ヌエワシの飛びゆく方や初時雨    姫野恭子
 風切鎌の立つ屋根の上       東妙寺らん
あるときは名もなき少女の顔をして  山下整子
 一所懸命自転車をこぐ        八山呆夢
廃校は漆紅葉に彩られ         青翠えめ
 ほとんど見えぬ朔日(ついたち)の月  整子

裏)

畑荒らす猪の肉食べつくす    呆夢
 日毎夜毎夫婦漫才        らん
映画館いつもの場所に人集い  えめ
 出もの腫れもの恋は非正規  恭子
嘘ばかり言うて男が帰る先   整子
 金ぶん相手に駒を崩せり   呆夢
白き犬もう居ない庭露の月  澄たから
 賛辞を以て追悼となす       整子
アンカレッジ空港にある天麩羅屋  整子
 あさりはまぐり目を覚まします   恭子
美酒ふふみ微酔(ほろよい)笑まう花の下  えめ
 石鹸玉(しゃぼんだま)とおかっぱの娘(こ)と  らん

名残表)

ひばりの巣野菜の畝にまぎれおり  えめ
 カメラ片手に太陽を背に      ぼん
国産の三菱ロケット売られゆき   整子
 タックスフリーの店舗オープン   えめ
スクラム組む脊振颪の風の中   整子
 胸に息づく赤穂義士祭       らん
それぞれの歳月ながれ怨み消え  恭子
 きゅきゅっと鳴らし博多帯とく    らん
海辺からあなたの家まで歩きましょう  整子
 バス停の横芒ぎんいろ    呆夢
宮家にも定年ありて後の月   らん
 松茸飯の炊ける頃合     えめ

名残裏)

毬と菊 柩に納め猫の葬    らん
 パイプオルガン粛々となる  呆夢
六十の余力真白な日記帳   整子
 年の始まり客船の旅      えめ
花の枝置かれたる膳あしらいに  呆夢
 なごりの雪が退官を寿ぐ   恭子

平成29年11月23日
広川町古墳資料館にて

連衆(五十音順)
 青翠 えめ
 東妙寺らん
 八山 呆夢
 姫野 恭子
 山下 整子
 澄 たから(句のみ)

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2017年11月23日 (木)

歌仙「戦さあるな」の巻

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2017年11月5日、朝日新聞から。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

久々に顔を合わせた連衆のひとり、東妙寺らんが連句会の席上で見せてくれたのは、朝日新聞の切り抜きだった。
朝日歌壇そして俳壇の選者である八人が、六月下旬から九月中旬までの時間をかけて文音で巻かれた歌仙を紹介する記事だった。捌きの役目は俳人の長谷川櫂さんがなさったのだそうだ。

戦争への懸念を発句に込めた金子兜太さんの「戦さあるなと起きて花野を歩くなり」が、巻の表題となった。満尾した歌仙作品とともに、八氏の対談の要約も紹介されていて、興味はつきない。
対談の末尾に長谷川さんがおっしゃった。

「俳句も短歌も自分を詠めと言ってきたが、歌仙では別人になって詠む。歌仙では主体を入れ替えて読みことができる。主体の転換こそ詩歌すべての原点だと思います」
この言葉を記録してこの記事を終える。

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久々に歌仙

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ファミリーサポート研修、受講中。

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子育て支援の必要性や気運が高まってきて久しいが、わたしはこの町の子育て支援の在り方がどうも胡散臭く思えてならず、ずっとずっと避けて来た。
正直言えば、よその孫どころじゃないわよというのが本音だが、それ以前に、事業を担当している町の保健師さんとやりあった経歴があって、お互い顔を合わせること自体が気まずい、それが一因だったのも事実である。

今回、ひょんなことから受講した。

ご近所さんに生後間もない乳児を抱えた若いおかあさんがいて、なにか手助けできることはないかしらと思っていたら、長女がこれを受講すれば?と言ってきた。
長女が第二子を出産したのは横浜在住の頃で、十数年前、このファミリーサポートに助けられた経験があるのだという。
実家が遠い、母親はフルタイムで働いている。下の子を受診させるにも、大手の小児科は上の子を伴うことを禁止している。父親は仕事を休めない。そんなとき、見も知らぬサポート会員さんが上の子を預かってくださったのだという。

子育てのとき、しんどいこともたくさんあって、ああ、だれか手伝ってくれないかなって思うこと多かったよ。お母さんがこのサポート会員になってくれるなら、わたしもうれしい。

長女が出産するとき、とにかく仕事が忙しく、充分なフォローができなかったことを今でも申し訳なくおもうことがある。その長女からそんな言葉を聞いたら、そりゃあなた、受講せんわけにはいかんでしょう。笑

無事に受講を終え、提供会員の資格をいただきました。

まだ始動はしていないのですが、月に一度くらいのペースで活動できればいいかな??

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干し柿

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干し柿が思いのほか美味しかったとつぶやいたら、知人が渋柿を届けてくれた。
その渋柿の大きなことと言ったら。

さっそく皮をむいて干した。
ありがとうございます。

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2017年11月17日 (金)

あかときのうた

冬至の声を聞いたとたん、めっきり寒さが増した。

この時期、なかなか夜が明けぬ。
午前六時はまだ暗く、六時半にようよう空が明るんできて、朝陽が完全に顔を出すのは、七時前後だ。

わが家でいちばんの早起きは連れ合いで、次に高校生のまごむすめ。
部活動で疲れ切って帰宅し、勉強しながら眠ってしまうという孫が自主的に起きてきて、朝練ならぬ朝勉をする。
「五時半に起こして」
覚まし時計の役目を請け負うのはもちろんじいさまである。
三番目に長女。
高校生の娘のための弁当づくりに追われる。
四番目に中学生のまごむすこ。
それと同時刻に、わたくしと犬。

布団のあったかさが心地よくて、
ついつい朝寝を愉しむ62歳。
いや、ごくらくごくらく。

 今日の一首。
  あかときしののめあけぼの一夜さをかけて育つるわがうたごころ

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2017年11月 6日 (月)

クラフト工芸作家の庭先

糸島に住むわたしの弟が自宅に招いてくれた。
久しぶりに弟の家に向かう。
義妹はアレンジフラワーの講師でもあり、自宅の庭先に作業場を持つ木工クラフト作家でもある。

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自宅の庭は義妹がつくったクラフト作品が飾られ、さまざまな植物が所狭しと植えられていた。
自宅の一室ではクラフト教室も開くそうで、作品がたくさん並んでいた。

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趣味と実益を兼ねた木工クラフト。
海が近いので、流木を拾って加工することも多いのだという。
見ているだけで癒された。

わたしの弟はまだ現役で働いているが、年をとるごとに亡くなった父に似て来た。わたしが土産代わりに持参した黒木産の渋柿をあっという間に皮を剥き、ひもを通して物干しに吊り下げた弟。

「あんた、仕事が早いわねえ」と声を掛けたら、「捌けとろ?光雄さんの息子やけんね」と返事が返ってきた。ほんま。そんなところも、亡くなった光雄さんにそっくりね。笑

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 今日の一首。
  長男と言へど生家を背負はねば父似の男が気ままに生きる

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2017年10月30日 (月)

みんなで四国へ繰り出そう!

九州と四国。
近いようで遠い。
でも、短歌仲間が多い四国はなじみ深い地方でもある。
みんなで四国へ繰り出そう!
ってことで、お誘いです。

高知県香美市にある市立吉井勇記念館が主催する「吉井勇顕彰短歌大会」にみんなで応募いたしましょう!
詠草の締め切りは12月15日(金)消印有効
大会の開催日は、来年3月10日(土)です。
詳しくは同記念館HPをご覧ください。

http://www.city.kami.kochi.jp/soshiki/64/tannkataikai.html

奇跡的にだれかが入賞したら、お祝いしましょう。
もちろん、現地集合で。
泊まりましょう、そして、飲みましょう。笑

それでは、みなさん、まずは短歌を詠みましょうね。
できれば、二首。
そして、締め切りまでに応募いたしましょう。

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茶の花

昨日は終日、ちいさな雨が降った。
雨あがりの今朝、散歩途中に、よそ様の垣根に茶の花が咲いているのに遭遇した。

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八女は言うまでもなく茶どころだが、広大な面積の茶畑はよく目にするものの、茶の花を間近に目にする機会はなかなかない。

そういえば、わたしが子供の頃には、各家庭の庭先に茶の木があって、茶の花は特段珍しいものでもなかったことに気づく。
懐かしい茶の花は、一気にわたしを子供時代にワープさせ、やんちゃな子どもだったわたしが、祖母や母に小言をもらっていたことを思い出させた。

 今日の一首。
  母も祖母もわたしのなかに棲んでゐてしきりに小言をいふので困る

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